2011年11月28日 (月) | Edit |
はじめに

2011年にアップした記事を随時加筆修正している記事です。



最終更新日 平成28年12月30日
美和桜酒造・中野光次郎本店・白蘭酒造、柄酒造外観、関西一・八幡川・誠鏡酒写真差し替え、大内山酒造コメント変更。



公開当時と比べると、廃業した蔵が増えました。

今後は、そういった蔵のお酒を飲むことは難しいでしょうから、せめて記録だけでもここに残しておきたいと思います。

※この記事は長文ですので、お時間ある時にでもお読み下さい。










僕が今回試みたのは、広島県内の酒蔵で広島県酒造組合に加盟されている蔵のお酒を一通り飲んでみようというもの。

なので、タイトルのように「県内全ての日本酒」という表現は、ちょっとキャッチー過ぎたかなとも思いますが、その辺りはお許しください。





さて、広島県内の酒蔵で酒造組合に加盟されている蔵は全部で59蔵(2011年当時)です。

その内2蔵が「保命酒」専門、加盟されているが日本酒を造っておらず、かつ銘柄自体が存在しない蔵が1蔵。

残りの56蔵と+αの蔵のお酒を飲んだ記録として、この記事を書いてみました。





全ての蔵を訪れて蔵の歴史を知り、その地域と蔵の関係を理解し、そういったバックグラウンドを含めてその蔵で造られた日本酒を楽しむ。

これが理想ですし、これやり遂げるのは容易ではありませんが、ライフワークとして出来たらいいなとは思っています。





今回は、その第一歩としての記録です。

単に「お猪口一杯飲みました」という蔵も含まれていますが、まずは蔵の存在を知る事、そして多くの方に知っていただく事から始めようと思います。





この試みをするに当たってとても助かったのは、広島県酒造組合主催の「広島の酒祭り(平成22年10月に参加)」で多数の未飲銘柄を飲めたこと。

江田島市や音戸町、尾道のお酒で流通が少ないものを飲めたのはとてもありがたかったですし、以前飲んでいても写真が残っていないものが多かったので、それらの撮影ができて大いに助かりました。



しかしその後、蔵を訪れてお酒を購入し、しっかりと飲んだお酒も増えてきました。

多くの追加情報も得ましたので、写真の差し替え含めて、その辺りを中心に内容を改定いたします。



他県の方だけでなく広島の方からも「広島のお酒は甘口。」なんて言われる事が多いですが、それは一部のお酒であって、硬水で醸されたキリッと辛いお酒もあります。

広島県は、瀬戸内海と中国山地に挟まれており、自然が豊かな県。食材もそうですが、お酒だってバラエティ豊か。旨いお酒もあれば、ありゃりゃなお酒も(苦笑)。

日本酒を敬遠されている方にも、きっと、しっくりくるお酒が有るはず。

この記事を読んで興味を持ったお酒があれば、ぜひとも飲んでみてください。





ここからは、酒蔵の名前とお酒の写真、蔵に対する一言コメントで構成しています。

それぞれのお酒を掘り下げるとボリュームが増えてしまいますので、またの機会とさせて下さい。

※酒蔵名にリンクが張ってあるものは、その蔵を訪れた記事に飛ぶようになっています。より詳しく読んでみたい方は、お立ち寄り下さい。




-酒都・西条- まずは、ここから。

■賀茂鶴酒造 銘柄:賀茂鶴(かもつる)大吟峰



敷地内に蔵人の社宅がある位、大規模。そして広島=賀茂鶴と言われるくらい有名。話題になったゴールドよりも、「元和夢幻(げんなむげん)」という銘柄がいいと思います。



■右:賀茂泉酒造 銘柄:賀茂泉(かもいずみ)立春朝絞り



今から10数年前に居酒屋で賀茂泉を頼んだら、「あんた酒好きじゃね。」と大将に言われたことが思い出。 賀茂泉は、年に1回飲む位ですが、立春朝絞りという季節限定品が好きです。




■亀齢酒造 銘柄:亀齢(きれい)五段仕込純米酒 八九



亀齢は広島の中で一番好きな蔵です。悦凱陣が好きなので、その流れでと言うわけです。以前は「萬年」の強力(ごうりき)という酒米を使ったのがお気に入りでしたが、今は八九(はちく)がダントツでお気に入り。



■西條鶴醸造 銘柄:西條鶴(さいじょうつる)純米生原酒 



試飲で訪れた時に対応して下さった社長の対応が、とてもスマートで的確だった事が印象に残っています。



■福美人酒造 銘柄:福美人(ふくびじん)純米



全国の杜氏が勉強のため訪れていた事から「西條酒造学校」と呼ばれていた頃もあったそうです。この純米は、少し熟成感があって枯れたニュアンスもあり、なかなか旨かったです。



■山陽鶴酒造 銘柄:山陽鶴(さんようつる)八○純米



ここのお酒って酒販店で見かけたことないなと思っていたら、ゆめタウン広島でばったり遭遇。このお酒は、ラベルに猫が書かれたパッケージ物で、中身は八〇純米。広島市内中心部で「倉凛」という飲食店を経営されているので、一度は行ってみたいなと思っています。



賀茂輝酒造 銘柄:賀茂輝(かもき)純米 (廃業)



天満屋や福屋の地下で扱いがある銘柄で、なかなか旨いお酒だと覚えています。敷地をマンション業者に売却し、廃業されました。。



■白牡丹酒造 銘柄:白牡丹(はくぼたん)大吟醸



ここのお酒は甘口で、僕にとってはいい印象がなかったんですが、この大吟醸はさすがの旨さ。もう1本欲しいぐらいです。





-呉市- 西条よりも好きな蔵が多い。

■相原酒造 銘柄:雨後の月(うごのつき)純米吟醸 無ろ過生原酒



数年前に香りが穏やかになってから飲みやすく、美味しくなったと思います。今では押しも押されぬ広島の代表銘柄の一つ。久々に1本飲んでみようかなぁ。



■宝剣酒造 銘柄:芸酒



この記事を書いた頃は、お気に入り度は県内蔵の中でもトップクラス。最近は、何故かほとんど飲まなくなりました。写真のお酒は芸酒と言いまして、10年くらい前の酒だったと思います。



藤岡酒造店 銘柄:音戸の瀬戸 原酒





音戸町の酒蔵。こちらのお酒は音戸町や江田島市にある直営店「モアイ」でしか買えないと聞いたので、ドライブがてら買いに行きました(笑)。



林酒造 銘柄:三谷春 大吟醸





こちらのお酒もコップ一杯しか飲んだことなかったので、蔵まで出向き、買って帰りました。医業との兼業で蔵を維持されているんですが、やれる限り頑張って欲しいと思います。写真は新しく出された大吟醸です。山田錦で精米歩合35%。まさにそのような味わいでした。



■三宅本店 銘柄:千福(せんぷく)純米原酒





「千福一杯いかがです♪」のCMで有名。あまり飲む機会がありませんが、写真のお酒はなかなか良かったです。



大内山酒造 銘柄:大内山(おおうちやま)本醸造DRY(廃業)





造りを止めた、跡地で酒のスーパーをされていましたが、現在では分譲マンションが建っています。このお酒はお酒のスーパーで購入しました。今では酒造組合のホームページからも削除されており、廃業されたようです。



■中野光次郎本店 銘柄:水龍(すいりゅう)純米吟醸



水龍 外観

写真のお酒は、凹凸が感じられるラベルで、ちょっとした高級感が漂っています。ここは純米よりも本醸造がおススメなんだそうです。蔵の周りは道が狭く、うっかりすると僕みたいに、はまってしまいます。訪問の際はご注意を(笑)。



白天龍酒造 銘柄:白天龍(はくてんりゅう)純米吟醸





広島市内の酒販店・居酒屋では見かけたことがないんですが、呉市内、特に蔵のある警固屋辺りだと普通に置いてあるんでしょうね。とか書いておきながら、東区光町の酒屋で見つけたときにはびっくらこきました。



■榎酒造 銘柄:華鳩(はなはと)ハナコロンブひやおろし





どれ飲んでもハズレのない印象の蔵。貴醸酒が特に有名ですが、僕はハナコロンブのシリーズ、結構好きです。



■盛川酒造 銘柄:白鴻(はくこう)特別純米生





どちらかというと、スッキリ・サッパリ系の蔵という印象。最近飲んだ四段仕込みは造りが特殊という事もありますが、濃醇で酸もあり良い酒でした。ここも蔵に行く道が細く、ガードレールがない道を通るのでドキドキしながらの運転でしたねぇ。





-竹原市- こうしてみると、個性的なお酒たちだなぁ。

■中尾醸造 銘柄:誠鏡(せいきょう)特醸純米生

誠鏡 特醸純米生

リンゴからとった酵母で醸す「幻」というお酒が有名。と書きつつも、ちょっとお高くて飲んだことが無いので、機会を作って飲んでみなきゃと思っています。



■藤井酒造 銘柄:龍勢(りゅうせい)特別純米無ろ過生原酒



するっと飲めるお酒という印象。個人的には印象が薄いんですが、周りには好きな人が多いです。



■竹鶴酒造 銘柄:小笹屋竹鶴 純米原酒



マッサンで有名になりましたねぇ。さすがにもう落ち着かれましたかね。




-西条以外の東広島市- 数は少ないながらも、実力派揃い。

■今田酒造本店 銘柄:富久長(ふくちょう)純米吟醸 美穂



ある居酒屋でこれを頼んだら「ふくながですね!」と訂正された経験有(苦笑)。まぁそんなことはさておいて、女性杜氏が醸すここのお酒は、柔らかできれいな飲み口。日本酒に悪いイメージを持っている人に飲ませると、ちょっと印象が変わると思います。



■柄酒造 銘柄:関西一 純米吟醸

柄酒造 関西一純米吟醸

柄酒造 外観

流通は地元メインだと思われます。広島市内で扱っている酒販店は少ないですね。富久長とは対照的な辛口の男酒。



■金光酒造 銘柄:神のいたずら大吟醸



ライトな飲み口が特徴でしょうか。昨年飲んだ賀茂金秀のひやおろしは「?」でしたが、新酒の出来はどうなんでしょうか。





-三原・尾道・福山- 意外とお目にかからない蔵もある。

■醉心山根本店 銘柄:醉心(すいしん)純米生原酒



横山大観が愛したお酒らしいです。最近旨くなったような話を聞きました。



■吉源酒造場 銘柄:寿齢(じゅれい)特撰





尾道市の酒蔵。イベントで飲んだきりだったんですが、先日蔵に行ってきました。お話好きな蔵元が丁寧に出迎えてくれ、尾道の発展の歴史などを聞くことができました。



■美の鶴酒造 銘柄:美の鶴(みのつる)





宇品の酒販店でバッタリ遭遇。この時飲んだのは、状態が悪い一本でしたので、ここも蔵で買おうと思い訪れましたが、今(2015年9月時点)は、酒造されておらず入手できませんでした。



備南酒造 銘柄:白冠(はっかん) (廃業)





気のいいおばちゃんが醸しているお酒。辛口で、なかなか旨かったんですよ。残念ながら後継者なしと言うことで、廃業してしまいました。。。



■アシードブリュー 銘柄:直右衛門(なおえもん)



「アシードブリュー」は元々「三吉酒造場」という名前だったそうです。そう言えばここの銘柄に「三吉正宗」っていうのがあります。



■天宝一 銘柄:天宝一(てんぽういち)



福山の雄、天宝一。以前はそう思わなかったんですが、今頃は旨いなぁと思います。特に写真のお酒は好みです。





-広島市内- 世界一のお酒から御神酒まで色々揃う。

■梅田酒造場 銘柄:本洲一(ほんしゅういち)ええとこどり



香り華やかで旨みも強い印象。2010年には無ろ過本醸造でIWCゴールドメダルを獲得されています。杜氏が変わられてから飲んでいないので、そろそろ飲んでみましょうかね。




■原本店 銘柄:蓬莱鶴(ほうらいつる)純米吟醸 奏(ハーモニー)



広島市内中心部のマンションの地下で作られているお酒。仕込み水は比治山から。酒造りは冬の印象が強いですが、こちらは年中(四季醸造)造っています。



■旭鳳酒造 銘柄:旭鳳(きょくほう)こしひかり





安佐北区可部の酒蔵。代替わりし、蔵元杜氏をされるとのこと。どんなお酒を造るのか、楽しみですね。



■久保田酒造 銘柄:栄助(えいすけ) 吟醸酒



こちらも可部の酒蔵。主力銘柄は菱正宗。菊正宗と間違える事があるようですが、あちらは神戸ですので。



小泉本店 銘柄:御幸 酒生地





厳島神社酒造所。いわゆる御神酒を造っています。こちらの蔵も四季醸造に取り組まれています。ちなみに我が家の梅酒のベースは、ここの原酒(20度)です。



■右:八幡川酒造 銘柄:八幡川(やはたかわ)純米 ひやおろし

八幡川 ひやおろし

佐伯区八幡の住宅街にある酒蔵。どのお酒飲んでも旨い蔵だと思います。



■安佐酒造 銘柄:安佐泉(あさいずみ)





安佐南区八木にある安佐酒造。もう造ってないと思っていましたが、2012年の広島県酒造組合主催のイベントに出品され、存在を確認。他の蔵に委託醸造らしいですが、小売店には流通していないとの事。友人のつてで入手しまして、開栓4年以上経過したのが我が家にあります。少しまろやかになってきたように思います。



-三次- ワインだけではなく、日本酒も良い。

■美和桜酒造 銘柄:美和桜(みわさくら)純米吟醸



美和桜 外観

外れがないので安心して飲める蔵。ちなみに読み方を間違えられる蔵ナンバー1です。ご注意下さい。×みわざくら→○みわさくら



■山岡酒造 銘柄:瑞冠(ずいかん)純米吟醸 山廃



以前はそんなに高く評価していませんでしたが、最近では美和桜と並んで外れのない旨い蔵だと思っています。



■白蘭酒造 銘柄:白欄(はくらん)吟生



白蘭 外観

三次出身のカープ選手梵・永川を応援する「勝浩&英心」という純米吟醸を出されてました。





-庄原・神石高原町- 広島市内での流通量は少ない

■生熊酒造 銘柄:超群(ちょうぐん)純米吟醸 風





広島市内には上撰メインで卸しているらしく、あまり見かけることはありません。居酒屋で時々出会うことがありますが。流通量は少なそうです。ちなみに、写真の風(ふう)というお酒は、蔵で購入しました。



■比婆美人酒造 銘柄:比婆美人(ひばびじん) 純米酒 生貯蔵酒



少し甘めの飲み口。新酒のにごり酒が有名なんですってね。



■田中酒造 銘柄:神招(かみまねき)純米吟醸原酒 (廃業)





蔵に行った時には、造りはしていないが設備は残していると聞いていましたが、結局廃業されました。



■花酔酒造 銘柄:花酔(はなよい)純米酒 どぶのうわずみ



「どぶ」という、炭酸強めのシュワシュワ濁り酒が有名。開栓までに40分掛かった事もあります。「どぶ」もマイナーなお酒ではありますが、写真のどぶのうわずみの方もマイナーです。



■北村醸造場 銘柄:菊文明(きくぶんめい)純米





こちらもマイナーなお酒。常温で飲むとしみじみ旨い。こういうお酒がもっと売れて欲しいですねぇ。



■三輪酒造 銘柄:神雷(しんらい)純米





大和屋酒舗と組んで色々取り組まれているようですが、僕個人的には、写真の素朴な純米が好きですねぇ。





-安芸高田市・北広島町・戸河内- 昔はもっと蔵があったのに。

■有木酒造 銘柄:酒有喜(廃業)



蔵がある吉田町にはサンフレッチェの練習場があります。残念ながら、蔵は廃業されました。



小野酒造 銘柄:老亀(おいがめ)純米





コシヒカリを使ったお酒が印象に残っています。筍のアク抜きするのに米ぬかがなくて困ってた僕に、お知り合いの方を紹介していただきました。ありがとうございます。



■上杉酒造 銘柄:八重の露(やえのつゆ)(廃業)





広電に広告を出している数少ない蔵。写真のお酒は香りが華やかで僕には合いませんでしたが、基本的には辛口で落ち着いた飲み口です。こちらも残念ながら、廃業されました。



■向原酒造 銘柄:純米吟醸しぼりたて





メイン銘柄は向井櫻。写真は新杜氏の酒ですが、ピンと来る旨さでした。少し追っかけてみたいです。


■板岡酒造場 銘柄:毛利の郷(もうりのさと) (廃業)





メイン銘柄は山陽愛泉。残念ながら廃業されたそうです。



川本英介 銘柄:三段峡(さんだんきょう)





こちらも地元流通のお酒。造りは止めておられて銘柄だけ残っています。道の駅でも購入可能、というか蔵には上撰しかありませんでしたが、道の駅には純米原酒がありました(笑)。





-その他のエリア- こんな所にこんな蔵が。

■江田島銘醸 銘柄:同期の櫻(どうきのさくら)





自衛隊関係の方に需要があるそうですが、このお酒結構旨いのでもっと扱いがあっても良さそうに思います。ちなみに、福屋の地下では結構な量扱っていました。



■津田酒造 銘柄:島の香(しまのかおり)





広島市内では見かけませんので、蔵まで買いに行って来ました。純米はありませんでしたが、この上撰、結構旨かったです。次はにごり酒買いに行ってきます。



馬上酒造場 銘柄:大号令(だいごうれい)純米吟醸





熊野町にある蔵で80石くらいの生産量。かなり小さな蔵です。純米吟醸旨かったので、また買いに行かなきゃ。



■中国醸造 銘柄:一代弥山 純米大吟醸生原酒



廿日市にある蔵、というか飲料メーカー。以前、カープ観戦しながら飲んだ熱燗は全然ダメでしたが、きちんと造った酒は旨いです。





-番外編-

■広島県食品工業技術センター 銘柄:明魂(めいこん)



毎年、試験的に作られたお酒の一般販売分。レア物ですな(笑)。



■喜久牡丹酒造(東広島市・廃業) 銘柄:喜久牡丹(きくぼたん)自然酒



平成17年廃業された蔵ですが、某店で飲む事が出来ました。大変貴重な体験です。




■田熊酒造(大竹市・廃業) 銘柄:円通(えんつう)吟醸健康思考酒



すでに廃業されている蔵のお酒ですが、ひょんなことから入手してしまいました。なかなか旨いです。



■八谷酒造(庄原市・廃業) 銘柄:峰仙人(みねせんにん)純米原酒



偶然入った酒屋の冷蔵庫で発見。何とか譲っていただき、酒好きの仲間たちにも飲んでもらう事が出来ました。



■小田酒造(呉市・廃業) 銘柄:日章冠



友人達との持ち込み会で、某氏が持参したお酒。この日一番ぶっ飛んだ出来事でした。



■大東酒造(三原市・廃業) 銘柄:旭菊水大吟醸



芸予地震を機に廃業された蔵の酒でして、某氏が某所での持ち込み会に持参したお酒。某酒販店にはまだ売っているようなことを言っていました。しかし、こんなレアな酒、よく出会うなぁ。



■千萬喜(ちまき)



このお酒は福山市の自由軒という酒場で飲んだものです。この時は美の鶴酒造が造った桑田酒店のプライベートブランド(亀齢の「山」みたいなもの)かと思っていたんですが、この銘柄は福山市にあった松永酒造の銘柄とイコールではないかと思っています。真偽の程は不明ですが。。。




■池本昭夫(世羅郡) 銘柄:廣島どぶろく



どぶろく特区に認定された世羅町で、喜久牡丹酒造の元工場長(瓶には廣島杜氏と記載)が醸すどぶろく。酒商山田で偶然見つけたので、買ってみました。



■本郷酒造(三原市・廃業)銘柄:杜鵑



とある飲み会で飲んだ杜鵑(ほととぎす)。造りは止められていて、船越の梅田酒造場が造っているとのこと。味わいは、本州一によく似ています。蔵のあった場所で酒販店を営まれていて、行けば購入可能です。木曜定休。



■玉龍酒造(安芸区矢野西・廃業)銘柄:玉龍



こちらも飲み会での持ち込み。廃業して随分経つ蔵の酒で、まさか飲むことができるとは思っていませんでした。このお酒は30年前のものなので、味や香りについての講評はできません。が、実に貴重な体験でした。ありがとうございました。



■家納喜酒造(廿日市市・廃業)銘柄:家納喜



このお酒は、下関市の下関酒造が造っているんですけど、廃業した家納喜酒造との縁で銘柄名を使わせてもらってるとのこと。通販のベルーナが独占的に扱っていますので、欲しい方はそちらからどうぞ。






全国区の日本酒もいいですが、僕はやっぱり広島のお酒が好きだなぁ、とつくづく感じました。

皆さんも、是非!


(了)



その他の日本酒に関する記事はこちらからご覧いただけます。



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コメント
この記事へのコメント
凄い記事です!
だいたいは飲んだことがありますが
そこまで追求されるところは流石です!!
なにかここ最近甘いと言われるのが嫌なのか
辛口ブームなのかわかりませんが
とてもライトな路線をみなさん目指されているのではないかな?
という印象を持っています。
2011/11/28(Mon) 13:03 | URL  | まる #-[ 編集]
すんばらしい。
日本百名山的なトライアル。
民俗学の高みまで上り詰めると、もっと面白い世界がありそうです。
期待しています。

2011/11/28(Mon) 16:06 | URL  | terryi #-[ 編集]
この記事書くのに2時間くらいかかったんじゃないですか?笑

おつかれさまでした~☆

2011/11/28(Mon) 20:27 | URL  | 増井 #1wIl0x2Y[ 編集]
まるさんへ
だいたい飲んだことあるってのも凄いですよ(笑)。

確かに辛口寄りの気がしますね。

個人的には、旨口がいいんですけどね。

2011/11/28(Mon) 20:31 | URL  | oomin #-[ 編集]
terryiさんへ
おっしゃる通り、極めたら民俗学ですね(笑)。

やってみたいですが、出来るかどうか自身ないです~。
2011/11/28(Mon) 20:33 | URL  | oomin #-[ 編集]
増井さんへ
2週間かけました(笑)。

力作ですよ!
2011/11/28(Mon) 20:35 | URL  | oomin #-[ 編集]
これはほんとにスゴイ!!!
ついに達成おめでとうございます!!

飲食店店主&従業員でもここまで成し遂げた人はほとんどいないはず
もちろん私もやっていません

純粋に尊敬します!
2011/11/29(Tue) 19:26 | URL  | ねこおやじ #z8Ev11P6[ 編集]
ねこおやじさんへ
ありがとうございます!

これを通過点として、まだまだ精進します。

ま、精進と言っても、お酒を飲むだけなんですが(苦笑)。
2011/11/30(Wed) 10:04 | URL  | oomin #-[ 編集]
おめでとうございます。
これは、凄いですね。
ひとつの県(広島県)の酒蔵を呑みつくした初めての人でしょう。
広島県は、以外と(?)酒米の産地・コメどころで、八反・八反錦、千本錦、こいおまち・・などがあります。
また、三浦仙三郎氏が“軟水醸造法”を開発して、現在につながる広島酒ができたといわれてます。
日本酒にとっては、重要な県なんですね。
ますますのご精進を期待しております。
2011/12/04(Sun) 09:17 | URL  | 酒呑親爺 #-[ 編集]
酒呑親爺さま
> これは、凄いですね。
>ひとつの県(広島県)の酒蔵を呑みつくした初めての人でしょう。

こちらにもコメントをいただき、ありがとうございます。
それが、初めてではないんですよ。つい先日、僕よりも遥か上手の方にお会いしました。扱ってる酒屋まで全て網羅された方です。

凄いです。

そのおかげで、僕もこれから精進のしがいがあるというものです。

出会いに感謝、ですね!

2011/12/04(Sun) 21:23 | URL  | oomin #-[ 編集]
確かに凄いですねぇ
 ここまで突き詰めて呑めるのが凄いですね!

ってより。
いつも呑んだものを忘れてしまう自分が情けなくなりました(涙)。

これからはより深く広島のお酒を掘り下げますか?
2011/12/04(Sun) 22:34 | URL  | 寝違え@サボテン #-[ 編集]
サボテンさんへ
はい、突き詰めてみました(笑)。
次の目標はまだ決め兼ねていますが、
日本酒人口が少しでも増えるような活動ができたらイイなと考えていますよ。

具体はノーアイデアですが(苦笑)。
2011/12/04(Sun) 22:58 | URL  | oomin #-[ 編集]
父に広島の日本酒を買いたいのですが、
辛口でおすすめなの教えていただいてもいいですか?
2015/01/18(Sun) 23:31 | URL  | あんな #-[ 編集]
あんなさんへ
コメントありがとうございます。

辛口にもタイプがあるのでお答えしにくいんですが、宝剣・天寶一辺りは癖がなくていいと思います。

また、亀齢の辛口純米八十と言うお酒はコスパ良いですよ。
2015/01/19(Mon) 09:15 | URL  | oomin #-[ 編集]
こうしてみると、この数年の間にも廃業された蔵が
ボチボチあるのが残念ですよね…
一方で、かつて大朝に存在した「朝光」銘柄の福光酒造さんは蔵復活を目指して活動中だそうですね。
簡単な話ではないとは思いますが、このご時世の中、うれしい話ですよね!
2016/10/14(Fri) 23:46 | URL  |  #-[ 編集]
Re:
最近だと、田中酒造場・有木酒造場・賀茂輝・備南酒造・大内山酒造などが廃業されましたね。

僕たちは飲んで紹介することしか出来ませんが、続けていこうと思います。
2016/10/17(Mon) 12:16 | URL  | oomin #-[ 編集]
はじめまして。
こんばんは。初めて読みました。いい記事ですね。内容の書き方から貴殿個人は甘口方面が苦手な方だとお見受けします。私は京阪神の人間ですが広島と広島の酒が好きでしょっちゅう行ってます。そのおかげで広島の方とも数名知人になりました。記事で加茂鶴を有名銘柄の代表格のようにお書きですが、たしかに現在は現地広島含め全国的にそのとおりですが、あれは広島出身の池田首相(加茂鶴が贔屓銘柄)の成果でもあるそうです。昔も今もそうですが東京で名売り成功=全国で成功ですものね。このエピソードは広島の中の人から直接伺いました。あとそういった広島の方との交流において、現地広島の方々が「普段飲み」している銘柄(自県銘柄における)を知ることができました。こういう大雑把な事柄ってのは調べたいと思っても意外に調べにくいですから個人的に嬉しかったです。加茂鶴ではなく白牡丹とのことです。まさに貴殿の感想が(この場合いい意味で)そのことをあらわしていると感じました。広島へ行ったらコンビニで白牡丹の紙カップが売られているので、求めて広島民になった気分で飲んだりします(笑)。西条の酒で普段飲みでなく賞翫酒としては私は亀齢が好きですね。
2017/03/06(Mon) 22:48 | URL  | 落合 #8kSX63fM[ 編集]
落合さんへ
コメントありがとうございます。

広島と広島のお酒がお好きとのこと、ありがとうございます。

そして甘口方面が苦手とのご指摘、ばれましたか(笑

僕も広島の酒の中では亀齢が最も気に入っていますよ。僕の周りでは雨後の月を飲む人も多いみたいです。

ところで、加茂鶴ではなく賀茂鶴なんです。関東の酒場でも間違えられることがあるんですよねぇ(苦笑

山口県の酒の記事も書いていますので、ご興味ありましたらお立ち寄りください。

2017/03/07(Tue) 11:26 | URL  | oomin(大見高司) #-[ 編集]
レスありがとうございます
さっそく恐縮です。誤字の件、「賀」茂鶴の字は当然存じておりましたが、文字変換をなんとなく信用してしまい違和感を覚えながらもそのまま書き込んでしまい反映後に気付いた始末、全く不本意です。割とガチで心が四合ガラス瓶なので、あまり責めないで下さい(苦笑)
広島好きの者として大不覚でした。

記事閲覧前にこちらで書いてしまいますが山口のお酒は五橋が好きですね。私は広島県の酒ほどは飲めていないので、まだ未飲の蔵を飲む愉しみがあります
昨年末は周南の蔵を初めて飲みました。山口県は江津の都錦が飲めなかったのが残念です。
今すぐにでも閲覧は可能ですが、あえて美味い酒で心地よく酔っているときに閲覧させてもらいます。たのしみにしています。
2017/03/09(Thu) 21:21 | URL  | 落合 #8kSX63fM[ 編集]
ありゃー
江津は島根県ですね、今宵は酔ってもいないのに見事なやらかしです…。
津和野も山口県とよく間違えられるんですってね。津和野は把握してましたけど…やっぱり小生とて一介の凡人だったようです。
2017/03/09(Thu) 21:27 | URL  | 落合 #8kSX63fM[ 編集]
落合さんへ
よく間違えられるんですよ、賀茂鶴って。
ついつい指摘してしまいましたが、お許しくださいまし(笑

ついでに申し上げますと、都錦は造りは止めたそうです。
昨年、江津に行った際、地元の酒屋で教えてもらってびっくらこきました(苦笑
誠に残念です。


2017/03/09(Thu) 22:18 | URL  | oomin #-[ 編集]
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