2013年05月12日 (日) | Edit |
神戸の灘・京都の伏見と並んで、日本酒の3大名醸地の一つに数えられている東広島市西条。

賀茂鶴・賀茂泉を筆頭に造り酒屋が8つもある地域で、口当たりが柔らかい甘口のお酒というのが一般的なイメージでしょうか。

そのせいか、他県の方からは「広島のお酒は全て甘いのでは?」と言われる事が多いような気が。

一昨年、広島県内の酒蔵のお酒を全て飲み終えた経験から言わせていただくと、甘口の酒は一握りの蔵しか造っておらず、むしろ辛口(と言っても日本酒度がプラスという程度の話)の傾向が強いように思います。



広島県内で酒造りが盛んなのは西条だけではなく、県北地域にも地味ながらいいお酒を作る蔵がいくつもありまして。

三次方面の美和桜や瑞冠などは比較的有名な蔵ですが、個人的には神石・庄原方面の素朴な造りも気に入っていたりして。

その中の一つ、生熊酒造が醸す「超群(ちょうぐん)」は取り扱っている酒販店を僕が知らないこともあって、なかなか口にすることが少ないお酒です。



そんな「超群」を置いているお店が佐伯区楽々園にあるとの情報が。

久しぶりに西方面に住んでいる友人たちとゆっくり飲みたいなと思い、こんな事をきっかけにして、訪問してきました。



お店の場所は、広島電鉄楽々園電停の裏(北側)。

電車が来る1分前にお店を出れば間に合うという、酒飲み羨望の立地(!)で営業されているお店が、今回ご紹介する『はなぶさ』です。







引戸を引いて中に入ると、手前にテーブル3卓があり、その向こうにはカウンターに6席ほどと奥には座敷が。

座敷はカープ一色に彩られ、ご店主は熱烈なカープファンなのかなと推察できました。





この日は6人で予約しており、都合が付いた順にバラバラと集合するような緩い雰囲気。

バラバラと集合するのって、お酒を飲みながら待ちますので案外悪くないんですよね。



事前に突出と刺身をお願いしておりましたので、それをツマミに会をスタートさせることに。

突出は土筆の卵とじ・白子の煮物・なめろう(?)の3種で、いずれもなかなかの旨さ。



土筆は、らしいほろ苦さが感じられ、季節感のある一品。白子はあっさり白子を甘辛系の味付けで。

なめろうは山葵が効いていて、お酒がすすむ君です。



同時に出てきた刺身の盛り合わせは、サーモン・赤身・小いわし・はまちなど。



これも悪くなく、この時点で後続の料理に期待を抱き始めました。



塩鯖は蕗味噌が添えられての登場。



塩鯖自身はそこそこでしたが、蕗味噌が個人的には高ポイントです。こちらもほろ苦く、酒のアテにピッタリ。

一般的な居酒屋では出てきませんし、何より春を感じさせてくれる設えが良いですね。



白子揚げは、外はカリッと中はふわっとで、雰囲気はたこ焼き。



この時点でも白子は鯛かなと思っていましたが、正解は鰤なんだそうです。

みんな気に入って、追加注文するほどでした。



マテ貝の塩焼きは、貝にしては柔らかめの食感で味に癖はありません。上手く言えませんが、貝特有の良い香りが特徴でしょうか。





この辺りで6人全員が集合し、何度目かの乾杯(笑)。

食に詳しい人ばかりで、唐揚げや節など、面白くもためになる話が聞けてとても楽しい場に。



根菜の煮物、糠漬けいわしの焼き物、むかごの塩焼き(?)などアテになる一品が続きます。。。









お酒は熱燗に移行して、真澄・亀齢・超群などをじゅんぐりじゅんぐり注文。

この日の注目度ナンバー1は「町田酒造」。

「何だあれ?(聞いてないよ、こんな酒)」と反応して飲む方がいて、先日「ふうらい房」でこのお酒を見つけた時に僕も同じ反応をしましたので、酒飲みの反応はみんな同じなんだなぁと思うと、何だか可笑しく思えてしまいました(笑)。



鶏の唐揚げと鯵の開き、ニンニク丸揚げ、品名失念の一品。











そして〆の香茸むすびです。



香茸は初めて食べたんですが、マツタケとは違う独特の香りで、なかなか良かったように思いました。



この日いただいた「超群」はおそらく上撰クラスと思われますが、できれば純米以上を飲んでみたいもの。

近くで扱ってないかなぁ。

ま、なければ庄原まで買いに行きますけどね(笑)。



さて『はなぶさ』。

手作りの一品が光る、酒飲みには嬉しい居酒屋でした。

電停近くにこんなお店があるんなら、わざわざ中心部に出向かなくても良いかも。自宅近所に欲しいなぁ、こんなお店。

ごちそうさまでした!!!

(2013.3)


■お店のデータ
はなぶさ
広島市佐伯区楽々園1-3-23
0829228723
11:30~13:30
17:00~22:00
定休日:日曜日


その他の飲食店記事はこちらからご覧いただけます。


所在地別飲食店リストはこちらご覧いただけます。







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コメント
この記事へのコメント
オオォ!
「超群」ですかぁ!
数年前 東城に行った折にそのお酒を頂きました。私は酔えば何でもOKな方です。けどこの酒は美味しかったように記憶してます。それを捜して酒屋巡り…と迄は思ってませんでしたが、いきなり名前が出たので懐かしくなりました。
庄原の酒屋には在るのですか?
2013/05/12(Sun) 20:26 | URL  | カーラー #-[ 編集]
カーラーさんへ
まさか、超群に食いつかれるとは(笑)。

庄原辺りの日本酒は、比婆美人・花酔・菊文明などがありますが、地味でそこそこ良いお酒なんですよ。
庄原の酒屋なら扱ってると思いますし、何なら蔵に行けば買えると思います。

しかし、超群を飲まれたことがあるとは、なかなか渋いですなぁ。
2013/05/13(Mon) 07:59 | URL  | oomin #-[ 編集]
酒類には無頓着な私も 超群は印象ありありなんです。
機会が有れば庄原へ行ってきます。

↑(言葉とは裏腹。あまりやる気になってない)…(笑)
2013/05/13(Mon) 12:43 | URL  | カーラー #-[ 編集]
超群は私の大好きな酒の一つです^^何故かは解りませんが市内の方では余り人気がないと聞きました。美味しいんですけどね~・・。後、oominさん伝えておきたいのですが、超群の純米酒は庄原市内でも売られている所は限られています。意外と売ってないんですよね。それと超群の近くの酒屋にも置いてありませんので、買うなら直接蔵元へ向かわれたほうが確実かと思います^^

(元、通りすがりの酒好きより)
2013/05/14(Tue) 00:42 | URL  | K.E #-[ 編集]
カーラーさんへ
おぉ!宣言されましたな!!
続報、期待しております(笑)。
2013/05/14(Tue) 08:01 | URL  | oomin #-[ 編集]
K.Eさんへ
広島市内では超群の事はほとんど知られていないんでしょうね。
同じ庄原の比婆美人も見かけないです。

アドバイス通り、買うなら蔵で直接が良さそうですね。
ありがとうございます!
2013/05/14(Tue) 08:10 | URL  | oomin #-[ 編集]
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