白目をきれいに
2017年02月11日 (土) | Edit |
日本酒名の入った琺瑯看板。

趣味で集めていたり骨董屋にあったりしますが、それ以外の看板やビニルテントは保存されていないように思います。

建物がなくなると、その存在も消える。

そんな儚い看板類を集めた記事。

第九弾です。





大号令@中区小網町

大号令 看板

大号令は、熊野町の馬上酒造場が造っているお酒でして、今も醸造をされています。広島市内で大号令を飲める店や扱っている酒販店は少なく、僕はこれを飲むために蔵まで行ったぐらい。看板を見たのも初めてでして、ある方の情報により、その存在を知ることができました。ありがとうございました!





竹鶴@草津東

竹鶴看板

営業していない食堂のテント屋根に竹鶴の文字を見つけたものですから、思わず写真を撮ってしまいました。竹原の蔵だと、誠鏡は千田町や流川方面で見かけましたが、竹鶴の看板って今まで見た事がなく、そういえば龍勢も広島市内では見ないですね。見つけた方は教えてください~



また、いい看板に出会ったら、アップいたします。



その他の日本酒に関する記事はこちらからご覧いただけます。






2015年10月10日 (土) | Edit |
今月のお酒

■小笹屋竹鶴 番外編
■南方 純米吟醸ひやおろし
■来福 純米吟醸 愛船
■桜弥山 純米吟醸
■白鶴 純米吟醸





もう、読まれましたか?

『TJ-hiroshima10月号』の日本酒特集を。



内容は、基礎編が多く盛り込まれていますが、広島の酒とそれらを扱う人たちの特集記事という意味では、かなり力が入っています。

僕も誌面に登場していますので、まだの方は、ぜひ買ってから読んで下さい(笑)。





(評価は、なし~★★★★★。個人の好みで評価しています。★★★以上がおススメ)





小笹屋竹鶴 番外編 ★★★
醸造元:竹鶴酒造(竹原市)



石川酒店の店頭にやたらと小笹屋の箱入りが並んでいまして、何だろうと手にとって見ると、「番外編」とのこと。

裏ラベルには「山廃」と書かれていて、竹鶴で山廃って記憶にないなと思い、購入してみました。

お店で聞いてみたところ、山廃と生もとのブレンドで今回限りなんだそうですよ。

さてさて、どんな感じなんでしょうかね。





竹鶴なので常温開栓でも良かったんですけど、うかつにも冷蔵庫に入れてしまいましたので、冷え冷えからの開栓です。







瓶口からは、確かに山廃っぽい香りが。

飲んでみると、竹鶴らしい太いコクに、山廃らしい酸味。

菊姫の山廃の生にも似た感じがありますかね。





ある程度飲んでから、1週間ほど常温保管。

コクが減って、その代わりに結構な辛さが出てきました。

試しに60度まで温めてみても辛さは変わらず、山廃感はあまり感じられません。

50度を下回るくらいに温度が下がってくると、喉の入口で山廃のニュアンスが主張。





竹鶴らしい飲み応えのあるお酒でしたけど、まだ飲みごろは来ていないのかもしれません。

後日もう一本買って帰り、未開栓のまま常温で保管することにしましたとさ(笑)。







南方 純米吟醸 ひやおろし ★★
醸造元:世界一統(和歌山県)



今シーズン初のひやおろしは、和歌山県・世界一統の南方。

砂ずりと蓮根のアヒージョに合わせるお酒を探して石川酒店に行ったところ、これがいいんじゃないかとおススメいただきました。







穏やかな吟醸香の中に辛そうなニュアンス。

お酒の色は、ほんのりと色付いています。

実際に飲んでみると、南方らしい適度な旨味がありますが、辛さと渋みも一緒に感じられ、後口はあまり良くない印象。

空気を含むと米の旨味が出てきて、後口が和らぎます。

肝心のアヒージョのとの相性は、まずまずといった感じでしょうか。





日本酒って食べ物との親和性が高いほうなので、相性って深く考えていないんです。

和洋中。スイーツ。

これらとは、合うと言うよりも、合わないことはないという風な考え方です。

発酵食品とは合うかな。

ま、普段からこんな感じなので、組み合わせは何でも良いと言えばそれまでなんですけどね(苦笑)。







来福 純米吟醸無濾過 愛船 ★★
醸造元:来福酒造(茨城県)



お酒買って帰るよ~と、東京駅にいる妻から連絡が。

送られてきた写真を見ると、来福という銘柄で、酒米が愛船と書かれていました。





来福自体は、大和屋酒舗で「来福X」というのを飲んだことがありますが、愛船(206号)を使ったお酒は、僕は初めて。

この米は50年ほど前にはほとんど作られなくなったそうでして、今は少量だけ収穫できるとのこと。

ちなみに、愛山は愛船(206号)の甥っ子姪っ子にあたるんですって。





東京駅のハセガワ酒店から我が家に来た来福は、しっかりと冷やしてから開栓してみました。



瓶口からは、濃いそうな芳醇な香りが。

実際に飲んでみると、生酒っぽい香りにグッと飲み応えのある旨味があり、後口には辛さも感じられます。

酸は奥の方にある感じ。





しばらくして温度が常温に近づくと、少しくどさが感じられます。

飲み頃の温度帯が狭く、冷たいほうが飲みやすいお酒という印象でした。








桜弥山 純米吟醸 ★★
醸造元:中国醸造(廿日市市)



日本酒好きなら持って帰りなさいと、お客様からいただいたお酒。

ありがたや、ありがたや。

こちらの蔵のお酒って、某球場の熱燗がイマイチ過ぎて困ったことがあったんですけど、特定名称酒は旨いと知っていましたので、喜んでいただくことに。





冷蔵庫で冷やしてから、冷え冷えで開栓。



瓶口から感じるのは、ほんのりとした吟醸香です。

飲むと、華やかなニュアンスが一瞬感じられますが、落ち着いた香りに滑らかな口当たり、辛味と苦味が終わりのほうに。

常温でも印象は大きく変わらず、まずますといった印象でしょうか。





香りブンブンまでいかない、穏やかな吟醸香。

飲み口は案外濃い目。

冷やしても常温でも、どちらでもいけるお酒でした。







白鶴 純米吟醸 山田錦 ★★
醸造元:白鶴酒造(兵庫県)



親からもらった白鶴の残り。

お酒の在庫も減ってきたし、そろそろ飲んでみようと思い、冷え冷えから開栓してみました。







瓶口からの香りは、ほぼなし。

注いだグラスから立ち上がる香りには、辛そうなニュアンスと少しの米感が感じられます。

飲んでみると軟水のような柔らかい口当たりに、ピリとした辛味、丸い甘味が。

余韻には苦味が続きますけど、それはそれで悪くないですねぇ。





温度が常温に近づくに連れ、べたっとしたところが出てきます。

そして、少しの嫌味も。

このお酒は、冷えている内は悪くないように感じました。







色々なお酒がありますけど、日本酒って楽しくって美味しいですね!





その他の日本酒に関する記事はこちらからご覧いただけます。











2013年03月06日 (水) | Edit |
最近、「食中酒」について考える事があった。

一般的には、「料理の邪魔をしない酒」という事なんだろうが、それはそれで正解の一つなんだと思う。

日本酒は親和性が非常に高く、肉でも魚でも洋食でも中華でも合う。いや、「合う」というよりも「合わないことはない」と言った方が正確だろうか。

大雑把に書くと、辛い料理には甘めの酒を、甘い料理には辛めの酒を合わせておくと、特に文句が出る事もなかろう。

味も香りも控えめであれば、なお良い。

互いが多少の補完をしてくれるので1+1が2.3程度には感じられるのではないだろうか。

一方で、「けんか腰の酒」は食中に向くかというと、合わせる相手は限定されるが向くと思う。

個人的にはそのような酒の方が好みだ。

けんか腰の酒は、いわば濃醇旨口の酒がそれに該当すると考えているが、香りが強いと単なる暴れん坊で終わってしまう。

旨味の強い料理(食材)に香り穏やかな濃醇酒を合わせると、互いが旨味の主張をし合い、口の中が“やいのやいの”とうるさい。

しかし、この旨味の泥仕合とも言うべき状況はなかなか楽しいものだ。

結局酒というのは一人一人の嗜好によって受け取り方が違うので、けんか腰の酒が食中にと書いたところで、「何言ってんだあいつ。」と揶揄されることもある。

そのような者と議論をしても平行線で終わること確実だが、酒を飲みながらだと、案外とそういうのが楽しい。



(評価は、なし~★★★★★で。あくまでも個人の主観で評価しています。)



立山 上越五百万石 生もと純米吟醸 ★★★
富山県砺波市 立山酒造 720ml 1,575円 石川酒店@西区古江西町

立山酒造は富山県で最も石高(生産量)の多い酒蔵で、年間35,000石の生産量を誇る。

広島県の大手酒造会社「賀茂鶴」ですら20,000石というから、その規模はかなりの大きさだ。

実際に蔵に訪れた人の言葉を借りると、酒蔵は「大学病院」のように大きな建物だったそうだ。



創業は1861年(文久元年)。「辛い酒ではなく甘くない酒」を目指し、ひとりでに喉にスッと通る酒を造ることを信念としているとの事。

個人的には4年ほど前に「銀嶺立山」を飲んだことがあって、その時の印象は「水のような酒」で若干のアルコール感があったように思う。

そのような背景があるためだろうか、石川酒店で出羽燦々と五百万石の酒米違いの2本から選ぶ際に、少しでも味が乗っていると思われる五百万石を購入した。



実際に飲んでみると、口当たりはニュートラル。

水のようにさらりと感じるが、米の旨味と生もとらしい酸味のニュアンスがうっすらと、しかししっかりと感じられる。

この辺りは「銀嶺立山」の印象とは異なり、旨い酒だと感じた。

開栓した日が節分だったためいわしの塩焼きを食べていたんだが、ごく軽い生もとの酸味で口の中の脂が流されるので、常にフレッシュな状態でいわしを食べることが出来た。

少し脂の乗った食材との相性は良く、一般論として、食中にも適したお酒だと思う。







嘉美心 凍結貯蔵清酒 ★★
岡山県浅口市 嘉美心酒造 180ml 305円 アリオ倉敷@岡山県倉敷市

嘉美心酒造は、三日月ラベル100~120本につき1本の当たり(満月ラベル)を仕込んだ「冬の月」という銘柄でも知られ、個人的には甘口の酒を造る蔵という印象を持っている。

蔵の名前の由来は、身も心も清らかにして酒を醸したいという思いから「神心(かみこころ)」と同音の「嘉美心」と命名したとの事。

最近では、とてつもなく秀でたさまを「神なんとか」という風潮があり、先日たまたま見たミュージックステーションで、AKB48柏木由紀の握手会での対応が「神対応」と呼ばれている事を知り、心の中で苦笑いをした事は記憶に新しい。

創業は1912年(大正2年)。創業100年を迎えた当蔵は初代の藤井長十郎氏が立ち上げ、現在では藤井進彦氏が五代目を継いでいる。



さて本酒は、三井アウトレットモールと一体となった「アリオ倉敷」内にあるお土産コーナーで見つけ、凍らせて楽しむなんてちょっと面白そうだなと思い購入した次第。

購入から2ヶ月ほど経ったある日、その存在を思い出し、少し溶けたところでスプーンを使って食べて(飲んで)みた。



一口目から8割ほど溶けるまでは仕舞の苦味が強く、シャーベットとしてはちょっと食べにくい味。

とは言っても、最近は甘みと苦味に敏感な気がするので感じ方には個人差があるのだろう。

最後の方は苦味が落ち着いて食べ(飲み)やすくなったが、よく考えてみると最初から甘口にしておくとパクパク食べて(飲んで)しまい泥酔者続出かもと思うと、これはこれでいいのかもしれないという結論に至った。







真澄 純米吟醸あらばしり生原酒 ★★
長野県諏訪市 宮坂醸造 720ml 1,575円 フレスタ@佐伯区海老園

7号酵母発祥の蔵、宮坂醸造。

僕はてっきり日本酒を醸す伝統の蔵かと思っていたら、その実像は、日本酒と味噌を醸造し日本・中国・アメリカに拠点を置く企業群のひとつ。

日本酒は「真澄」のブランドで展開し、味噌は「神州一味噌」のブランドで展開しているそうだ。



偶然視聴していた「お願いランキング」という番組の「朝ごはん総選挙」というコーナーに、味噌汁やスープの順位を競う6社の中に宮坂醸造が参加されており、「おいしいね!!とん汁」という製品が2位を獲得していた。

近年はインドネシアに「ますやみそグループ」との合弁会社を設立し、イスラム教の戒律にのっとった味噌の販売を行っているとの事。

先月取り上げたヤヱガキ酒造にも似た積極的な海外展開を行われているようだ。

とは言え、その源流は、1662年(寛文2年)創業の酒造業である。



本酒はふらりと立ち寄ったフレスタで見つけ、「今朝入ったばかりです!」とのトークで購入を決定した次第。

開栓直後。

瓶口から立ち上がる香りからは、グラマラスなボディラインが想像できる。

実際に飲んでみると、旨味がドン!と感じられるが、開栓直後故か酸が弱くかなりクドイ印象を持った。



開栓3日目に様子見で飲んでみたが、旨味が減退してちょっと中途半端な状態に。

開栓から10日が経った頃に改めて飲んでみると、芳醇な旨味が戻り、仕舞に酸が効くようになっていた。

これなら、と思わせてくれる飲み口にようやく変化してくれた。







賀茂泉 純米吟醸生原酒 立春朝搾り ★★★★
東広島市西条上市町 賀茂泉酒造 720ml 1,575円 デイリンク@西区庚午中

蔵については2012年12月の記事を参照の事。

「立春朝搾り」とは、毎年2月4日(立春)の朝に搾った酒で、日本名門酒会加盟の酒販店のみで販売される酒の事である。

2013年は33都道府県39蔵が参加。朝搾って、その日の内に酒販店で販売をするため、酒販店も瓶詰めや出荷の手伝いに行くとの事。

基本的には予約しておかないと入手が難しいと言われている。

昨年は見事に予約を忘れてしまったが、ある人からの情報によりアバンセ古江店で無事購入できた。



そして今年も見事なまでに予約を忘れ、昨年同様にアバンセでの購入を目論見たが、何と今年は入荷していない様子。

入手を諦めかけた時に、「そいやあの店も日本名門酒会に加盟してたよね」と思い出し、行ってみたのが西区庚午中にあるデイリンクだった。

店内の冷蔵庫にあるにはあったが、予約の取り置きがほとんど。

しかし、数本だけフリーの瓶があり購入できた次第。

酒好きであればあるほど見過ごしそうな店での発見だっただけに、今回の事は我ながらナイスな思い付きだったと自画自賛している。



開栓初日。

ぐい呑みに口をつける度に味が変わる。

ある時はドドンと旨味が乗っかっていて、ある時は強めのアルコール感と苦味が強調され、またある時はさっぱりとした酸味が強い時もあった。

舌先に感じる微炭酸は終始一定しており、旨味を酸味で流すプロセスも共通。

ベースがしっかりしているが、刻々と変わる味わいに面白みを感じた。



開栓5日ほど経って飲んでみると、キュッと締まった旨味とキュキュッと締まった酸味のバランスが良い。

一升瓶で購入して、長らく楽しんでも良いなぁと思える酒だった。







竹鶴純米 秘傳 ★★★
広島県竹原市 竹鶴酒造 720ml 1,200円 マダムジョイ@西区草津新町

蔵については2011年12月の記事を参照の事。

本酒は、仕事帰りにふらりと立ち寄ったアルパークのマダムジョイで見つけて購入。

ラベルには竹と鶴が書かれており、これは横山大観の「竹に鶴」という絵なんだそうだ。



まずは常温で飲んでみようと思いぐい飲みに注いでみると、黄色い酒の色で酸味のありそうな香りが感じられる。

実際に飲んでみると、生もとっぽい酸味と質量的には重めの米の旨味が感じられるが、竹鶴にしてはライトな印象。

やや熟成感も感じられ、個人的にはこの熟成感というやつが少し苦手なのである。



これは燗にした方がいいかなと思い、鯛のアラ出汁湯豆腐をしている最中の鍋に2合徳利をつけて燗にしてみた。

60度まで上げると、辛味が前に出てきて旨辛な酒になるし、40度位まで下がると、旨味はそのままに酸味が強くなる。

温かい内は熟成感を感じないのも面白いと思った。

以前飲んだ時には常温で飲み進めたんだが、本酒は燗にした方が断然旨いと思った。







太平山 純米 ★★★
秋田県潟上市 小玉醸造 720ml 980円 ユアーズ@中区袋町

日本酒も味噌も同じ発酵食品で、主に使われる麹菌も黄麹菌という共通点がある。

先日飲んだ「真澄」もそうだったが、小玉醸造も日本酒と味噌(醤油も)を醸す蔵だ。

元々は1879年(明治12年)に味噌と醤油の醸造蔵として立ち上げられ、1913年(大正2年)から酒造業をはじめたとの事。

蔵見学は適宜受け入れているようだが、見所は醤油蔵。

秋田杉でできた大きな樽がいくつも置かれている様は圧巻とのこと。



本酒は、雨の日の会社帰りに食材購入目的で訪れたユアーズで、興味本位で購入。

4合瓶で1,000円未満と安価だったため恐々飲んでみたが、中程度の旨味とほのかな甘・辛を仕舞の酸でシュッと流し、さっぱり目の後口が残る。

一般論として食中に向く酒で、十分に旨い酒だと感じた。







ぽたりぽたり きりんざん しぼりたて生 ★★
新潟県東蒲原郡 麒麟山酒造 720ml 1,523円 石川酒店@西区古江西町

群馬・福島にその源流を求めることができる阿賀野川。

くねりくねりと曲がりながら、遠く日本海にまで延びるその川は、全長約210km。

日本で10番目に長い川である。

源流から出発して新潟に入り、JRの線路に沿ってくねりくねりした後の事。

川に向かって突き出した半島に生い茂る緑の主が、名峰麒麟山だ。

銘柄名にもなっている「麒麟山」はこの山に由来する事は想像に難くない。



余談だが、山麓に麒麟山温泉を抱えるこの地は奥阿賀と呼ばれ、狐火伝説の郷としても知られているとの事。

雌狐が雄狐に嫁ぎ麒麟山山中にある金上稲荷の新居に向かう時、狐たちの行列の火が人里から見えたのが狐火の正体と言われている。

たくさん見えた年は豊作になるといわれていたそうなので、当時の人達は狐の嫁入りを心待ちにしていたのではなかろうか。



開栓初日。

米の旨味がドン!と落ちてくるが、渋みとピリとした辛味がそれを流し、後味は旨苦テイスト。

新潟の酒といえば一般的には端麗辛口のイメージがあるが、しぼりたての生酒なので流石にボリュームのある旨味を感じられた。

開栓から2~3日経つと、徐々に旨味が抜けていき軽い酒質に変化。

まさに端麗な飲み口へと変化したのであった。







原田 純米吟醸 ★★★
山口県周南市 はつもみぢ 720ml 1,575円 マダムジョイ@佐伯区楽々園

蔵については2012年8月の記事を参照のこと。

本酒は生産量が少ないので広島では購入できないと思い、某酒販店店員に仕入れることを勧めてみたんだが、未だ叶わず。

そうこうしているうちにツイッター上で本酒がマダムジョイにあることを知り、楽々園店で購入した次第。



夏に飲んだ「無ろ過生原酒」はこのように感想を書いていた。

「香り自体は控えめだが、どことなく濃い白ワインのような雰囲気を感じさせる。一口含むと果実味を帯びた旨味がジュワッと広がり、飲み込む時に鼻に抜ける香りにも果実味があって心地よい。仕舞の切れもよく、かなり旨い濃醇旨口の酒だ。」



さて、開栓初日。

無ろ過生原酒からフレッシュさを差し引き、こぢんまりさせた感じと受け取った。

ニュアンスはそのまま残っており、これを初めて飲んだとしてもなかなかの評価をしたと思う。

それにしても、マダムジョイだ。なかなかやるな。







黄桜 特別純米酒 生もと山廃 ★★
京都府京都市 黄桜酒造 720ml 1,000円 ユアーズ@西区庚午北

「かっぱっぱー、るんぱっぱー」のCMでおなじみの黄桜酒造。

昭和30年にブランドキャラクターとして河童を選んだそうだが、酒造会社のポスターには美人が多用されていた時代だったため業界騒然となったそうだ。

最近でも、「き~ざくらぁ、どん!」で印象的な「呑」のCMで、河童が登場していた事は記憶に新しい。



「澤屋まつもと」の銘柄で知られている松本酒造(当時は澤屋と呼ばれていた)の分家として創業したのが1925年(大正14年)。

今では売上高100億円を超える巨大な酒造会社に成長。

それゆえか、僕は好んで手に取らずここまで過ごしてきたが、そろそろ飲んでみようかと思い購入した次第。



開栓初日。

まずは常温で。生もとらしい酸味が鼻に抜け、米の甘みと少しの嫌味(これが僕にとっての山廃感)が後追いでやってくる。

余韻には酸が感じられて、まあまあといったところだろうか。

山廃を飲むと脳全体にノイズが走るようなしんどさ、悪酔いしそうな予感を感じることがあって、本酒も多少は感じられる。



開栓2日目。

70度近くまで上げて飲んでみたが、ノイズは綺麗さっぱりなくなるから面白い。

菊姫レベルになるとどう飲んでもアウトなんだが、熱々~ぬる燗程度までなら本酒レベルは美味しく飲むことができる。





その他の日本酒に関する記事はこちらからご覧いただけます。









2012年10月03日 (水) | Edit |
今月の掲載は5本。

先月、山口県で買って帰った酒が9月にキャリーしたため、新規購入本数が減った次第。毎月あの本数飲んでいたら異常なので、これはこれで良かったと思う。

そして今月は文章短め。これもこれで、書き続けるには大事な事だ。

さて、今月のナンバー1は、鳥取県のいなば鶴。強力(ごうりき)米の濃醇な旨味がしかと感じられる旨い酒だった。

これから鍋物&熱燗の季節がやってくる。日本酒の魅力の一つに温度による味わいの変化がある。熱めにつけた熱燗をちびちびやりながらこの変化を楽しむのが醍醐味だ。


(個人の主観により、なし~★★★★★で酒の評価をしている)



金冠黒松 純米酒 協会八号酵母 80% ★★
山口県岩国市 村重酒造 720ml 900円台 カジカワ@西区井口鈴が台

蔵については2012年1月の記事を参照の事。

本酒の名前にもなっている「協会八号」とは酵母の一種の事だ。

酵母にはビール酵母、パン酵母、ワイン酵母など種類があり、ここでいう酵母とはいわゆる清酒酵母の事。

随分と昔は、自然界に存在する酵母を使って酒を醸していたそうだ。



1893年に日本人醸造学者の矢部規矩治氏によって日本酒のもろみから清酒酵母の分離に成功。

1904年に設立された国立醸造試験所が1909年に山廃もとを、1910年に速醸もとを開発し、一定の成果をあげた。

1910年に第1回全国清酒鑑評会が開催され、そこで優秀と評価された酒から酵母を分離・純粋培養し全国の酒蔵に流通させる仕組みが出来上がっていった。

この仕組みの中で流通する酵母を協会酵母と呼ぶそうだ。

現在では、協会1号~15号、KArg9号、赤色清酒酵母など多くの種類がある。

この内、3号酵母が三原市の「酔心」に、4号は県下の酒蔵(詳細不明)に、5号は「賀茂鶴」に由来する酵母だったが、保存中に変性するなどの理由により使用中止となった。



本酒に使われている8号酵母は酸が強く濃醇な酒に向いている酵母らしいが、端麗辛口が流行っていた1978年には、時代にそぐわないとの理由で発売中止に。

平成16年度の醸造から村重酒造が使用を復活させ、現在に至る。



本酒を購入時には酸味が強い事は聞いていたが、実際に飲んでみると酸味はやや強い程度。

それよりも香りが苦手だ。

何と言ったらいいのだろうか、築25年の家の襖を張り替える時に出てくる埃っぽさが感じられる香りがする。

ある種の熟成酒でも感じられる香りと酷似しているように感じた。

開栓から2週間が経つ頃には香りが減退。酸味が強く感じられるようになり、これが本酒の本来の姿なのかもと感じるに至った。







菜々(さいさい) 純米酒 ★★★
熊本県熊本市 瑞鷹(ずいよう) 720ml 1,365円 フレスタ@佐伯区海老園

本酒を醸す瑞鷹があるのは、熊本市の川尻。

熊本と聞くと阿蘇山を想起させられるが、川尻は島原湾からは約7キロほどしか離れておらず、むしろ海に近い町と言える。



瑞鷹の創業は1867年(慶応3年)。

周囲では当時、赤酒(木灰を用いて酸を中和し保存性を高める製法)ばかり作られていたそうだが、初代はいち早く清酒の製造に着手。

昭和38年には清酒部門を分離し、瑞鷹株式会社が設立され現在に至る。



本酒は熊本県八代市の菜の花米を使って醸されたとの事。

菜の花米とは、「春に菜の花の菜種を収穫した後、残渣を田んぼに鋤き込み肥やしにすることで除草剤のいらない健康な土と、菜種から搾った粕で作る有機肥料を田んぼに施し出来上がったお米」との事で、吟のさとという酒造好適米をこの方法で栽培したそうだ。



開栓初日は米の甘さが目立つものの、ベースには辛味と軽い酸味が感じられた。

2日目には甘さが減退しバランスの良い辛口酒に。

飲み飽きず、なかなか旨い酒だと感じた。







いなば鶴 純米無ろ過生原酒 強力 ★★★
鳥取県立川市 中川酒造 720ml 2,100円 地下酒売り場@そごう広島店

中川酒造の創業は1828年(文政11年)。

鳥取池田藩の城下で醸造業を開始した。

操業当時は「正田屋」という屋号で酒を販売していたが、大正に入り美酒による不老長寿を願って「福寿海」という銘柄を販売開始。

本酒の銘柄「いなば鶴」は平成元年に立ち上げたブランドで、その数年前から復活を画策していた「強力(ごうりき)」という酒米が使用されている。



「強力」は明治の中期に大山町で栽培が開始された米だが、その栽培の難しさから昭和29年頃には姿を消した幻の米。

昭和62年頃、蔵元の中川氏は鳥取県内で「強力」の種子を持っている人物にあたり、1kgほどの種子を入手。

8名の篤農家の協力を仰ぎ、平成元年には70俵もの収穫を得るようになった。

鳥取県外にも「強力」はあるとされているが、現在ではその名前を使う事はできず、「○○県産酒造好適米」と表示されていることもあるそうだ。



さて本酒は、所用で立ち寄ったそごう広島店の地下売り場で購入。

詳しくは割愛するが、岡山の「酒一筋・赤磐雄町」や和歌山の「南方」純米吟醸無ろ過生原酒があるなど、なかなか面白い品揃えだった。

やや無骨な米の旨味と甘みを酸がきちんと流し、グラマラスでありながら切れの良いな味わいを構成している。

これは旨い。

開栓初日から1週間後まで全く印象が変わらない事にも驚いた。







百楽門 純米 ★★★
奈良県御所市 葛城酒造 1,800ml 2,310円 石川酒店@西区古江西町

蔵については2012年6月の記事を参照の事。

仕舞に米感を伴うコクの強い辛口酒で、備前雄町らしい味わいではないかと思う。

少し空気に触れさせると香りが減退し、より食中に適すように感じた。

開栓後1週間程度で飲みきったが、何にでも相性が良い旨い酒だったと思う。







竹鶴 純米 ★★★
広島県竹原市 竹鶴酒造 720ml 1,050円 田辺酒店@西区南観音

蔵については2011年12月の記事を参照の事。

本酒は、久々に竹鶴飲みたいなぁと思い狙っての購入。

近所の石川酒店で買えば持ち帰るのが楽だったんだが、竹鶴以外に魅力的なお酒があったら翻意しようという下心を抱えていたため田辺酒店を訪れた次第。



木樽で仕込んだようなフレーバーと全てをいなす軽めの酸味が印象的。

肉とも魚とも合うし、油脂類との相性も良さそうだ。

1,050円と安価ながらこのレベルの酒を出す竹鶴はさすがと感じた。





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2012年04月05日 (木) | Edit |
今月は7本を掲載。

月に四合瓶7本という事は、720ml×7=5,040ml。

これを31日で割ると一日当たりの飲酒量が162ml。一合弱だ。意外と飲んでないじゃん(笑)。



山本洋子さんの「純米酒BOOK」によると、一合の純米酒は150gの玄米で作られており、これは畳1/4枚分の田んぼから取れるんだそうだ。

積み上げていくと、今月は7畳分の米を日本酒で消費した事になる。

「みんなも日本酒を飲んで田んぼを守ろう!」なんて事を声高に言うつもりはないけど、日本酒がとても旨い時代なので、このレポートが好みの酒を見つける一助になれば、嬉しいんだけどなぁ、と思いつつ今月のイントロを締めくくりたい。



(評価は★★★★★~なしまで。あくまでも個人的な好みが判断基準。)



老亀 八反錦辛口純米生 ★★
山県郡北広島町 小野酒造 720ml 1,370円 石川酒店@西区古江西町

蔵があるのは山県郡北広島町。

ここは広島県の中では北西部に位置する町だ。

創業は1697年頃(元禄十年頃)というから、300有余年の歴史を誇る。

原料の米は全て自家水田で作り、精米も自社で行っているとの事。

全国的にはメジャーではないが、なかなか旨い酒を醸す蔵と言う印象を持っている。



さて本酒は、いつもお世話になっている石川酒店の専務から「老亀の生は珍しいわよ。」と言われ、「じゃあ下さい」てな感じで購入。

意外と人からの勧めに弱いタイプかもしれない(笑)。



実際に飲んでみると、生酒といっても独特のフレッシュ感には乏しく、辛さが目立つ造りになっている。

2日目、3日目も大きく印象は変わらなかったが、大きく外す事のない良酒であると感じた。


※最近のコメントで「スライムは?」とあったので、写してみた。いかがだろうか?





竹鶴 純米吟醸生 初絞り ★★★
広島県竹原市 竹鶴酒造 720ml 1,575円 大和屋酒輔@中区胡町

蔵については、2011年12月記事を参照の事。

僕の竹鶴に対するイメージはどっしりと重いお酒。

本酒は初しぼりだからだろうか、他の蔵のようにほとばしるフレッシュさを感じるわけではないが、どちらかというと軽くて飲みやすい。

2日目からは乳酸系の甘酸っぱさが出てきて、なかなか旨いと思った。

どうも最近は甘酸っぱい日本酒を好む傾向があるので、栃木県の仙禽辺りが広島で普通に入手できたら嬉しいんだけどな、と思っている今日この頃だ。







竹泉 芳醇辛口純米 ★★
兵庫県朝来市 田治米合名会社 720ml 1,470円 酒商山田@中区幟町

竹泉を醸す田治米合名会社は、元禄十五年(1702年)の創業。

300年以上も続いている酒蔵だ。



朝来市は但馬地方の南端に位置し、日本海と瀬戸内海の分水嶺となっている事でも知られている。

この地方は銀の採掘でも有名で、織田・豊臣・徳川の時代の権力者は直轄地とすることで重要な財源にしていたそうだ。



さて本酒は、燗にして旨い酒を求めて酒商山田に行った際、常温棚のラインナップから購入。

味わいとしては辛口で、奥の方に米の味が隠れているのが感じられる。

特筆するほど旨い酒ではないが、買う銘柄に迷った時には安心して手を出せる酒という印象を持った。

燗にして飲むつもりだったが、面倒臭くなって常温のままで飲み干してしまったのが残念。

ぬる燗にしたら間違いなく旨いと思うんだけどなぁ。

もう手元に残ってないんだよなぁ(苦笑)。







美波太平洋 純米うすにごり さくら ★★★
島根県雲南市 木次酒造 720ml ???円 石川酒店@西区古江西町

石川酒店の新取扱銘柄という事で購入。

本酒を醸す木次酒造は、「ヤマタノオロチ」にまつわる伝説地が数多く残っている雲南市にある。

創業は1923年(大正12年)。

山から湧き出る岩清水と地元産の米で蔵元杜氏がお酒を醸している。



島根県と言えば日本海というイメージだが、銘柄には太平洋の文字が。

少し調べてみると、元々は南太平洋海域のきれいな水のような日本酒を造りたいという思いから「南太平洋」と名付けたそうだ。

それが昭和20年に「南」を「美波」に変更し、現在に至る。



さて本酒は五百万石という酒米をメインとし、古代米を少しだけ混ぜているとの事。

古代米で作ったアイスは赤みを帯びているし、本酒もほんのりと赤いので、その辺から「さくら」という名を付けたんだろうと推察した。



開栓時に瓶口から立ち上がる香りは米感があり、なかなか期待を持たせてくれる。

実際に飲んでみるとやや炭酸シュワシュワで辛口の部類。

米の旨み・香りが初手から仕舞まで続く中にも、渋みを感じさせてくれる。

なかなか好感が持てる味わいだ。

本酒ならではの特長には乏しいが、辛口で旨いうすにごりを飲みたい時には選択肢として浮上するお酒だ。



なお、炭酸シュワシュワが残っているため、開栓時は注意の事。

一気に栓を開けると中身が噴出すので。

僕は無事開栓させるまでに10分ほど掛かった事を付け加えておこうと思う。







大倉 山廃純米 どSブレンド ★★★
奈良県香芝市 大倉本家 720ml 1,102円 酒商山田@中区幟町

蔵についての記載は2011年12月の記事を参照の事。

前回飲んだ物は余りにも味の変化が激しく、翻弄されたまま飲み干したお酒。

今回もその懸念はあったが、「どSブレンド」というネーミングに魅かれ購入。



ここで言う「どSブレンド」とは「責めブレンド」の事で、「責め」とは日本酒を搾る際に最後に出てくる部分で、雑味成分が多いと言われている。

ちなみに搾り始めは「あらばしり」中間所で最も良いとされている部分は「中取り」などと呼ばれる。

本酒はおそらく、いくつかのタンクの責めをブレンドしたもの。

そもそも日本酒の旨さに目覚めたきっかけの一つに「悦凱陣の責めブレンド」を飲んだからという経緯もあり、多分、僕は気に入るだろうと思い購入した次第。



実際に飲んでみると、中音域をイメージさせるような旨みが続き、仕舞は渋みで切れを出している印象。

山廃感は思いのほか軽く、乳酸系の酸味はそこまで感じられなかった。

面白いのは、飲んだ後の口の中がサッパリしている事。

ひょっとしたらこれが酸の仕事なのかもしれない。

責めというイメージとはかけ離れた酒質ではあるが、これはこれで好みに近いお酒だ。






市島 山廃純米 ★★★
新潟県新発田市 市島酒造 720ml 1,325円 フレスタ@佐伯区海老園

市島酒造は、全国屈指の大地主と言われた市島家の分家が1790年代(寛政年間)に創業した蔵。

市島家は、最盛時に2,800町歩(約2,776万平米。広島市南区の面積とほぼ同じ広さ)の田畑山林を所有していたとの事。

本酒はフレスタの新規取り扱い銘柄のようだったので、好奇心で購入してみた。



開栓直後の味わいはなかなか良く、舌の奥で米の甘さを、先で辛さと苦味を同時に感じる。

余韻は穏やかな山廃感。

全体的に穏やかな飲み口で飽きが来にくい造りだと思う。

癖も少なく、山廃が苦手な僕でもすいすい飲めたほどだ。

インパクトには欠けるが、普段飲みのお酒として良いのではないだろうか。







梵 純米大吟醸 日本の翼 ★★★★
福井県鯖江市 加藤吉平商店 720ml いただきもの 

梵を醸す加藤吉平商店の創業は、1860年(万延元年)。

全量純米酒造り、蔵内平均精米歩合が37%(獺祭は平均41%)という高精白米を使い、全てのお酒が長期氷温熟成されてから出荷、と色々な取り組みをされている蔵だ。

この銘柄名は、サンスクリット語の「梵」と英語の「BORN」を掛けており、前者が「けがれなき清浄」を意味し、後者は「未来への誕生」を意味しているとの事。

今回はある方からのいただき物として我が家に来た次第。



高精米歩合のお酒という事で、獺祭のようにサラッとした飲み口を想像していたが、実際に飲んでみるとその想像が間違いだった事が分かる。

立ち上がる香りはフルーティーな吟醸香ではなく、米の綺麗な香り。

雑身を省いて旨味だけ残したかのような味わい。

仕舞には苦味が利いており、適度な余韻を引きずりつつも切れが良い。

自然な旨みというと大げさだろうか、このお酒の余韻が残っているうちに普通のお酒(といっても4合瓶で1,000円台の純米酒)を飲むと、わざとらしさが感じられ、飲む気が失せてしまう。

何と言う罪作りなお酒なんだろうか(苦笑)。



開栓から日数が経つと、さすがに旨みと香りが減退するが、そのレベルの高さは窺うことが出来る。

国賓クラスの晩餐会で乾杯酒に採用されているそうだが、初手から仕舞まで品良く「米」を感じる事が出来る本酒は、まさにその役割はうってつけだと感じた。





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